どうして隣に座るの?

 
今日の朝食会場も“いつも”と同じ混雑具合・・・
 ただ一つを除いては・・・
 

いつもの朝食

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連泊セミプロとなった私は毎日初めまして状態の“慣れない宿泊者”と共に列へ並びながら、お食事スカウターで今日の食事を遠目に判断した。
 

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“私の戦闘力(食欲)は530,000です”
 
なんて考えながら・・・笑
 
  • ホテルの王道であるベチャベチャなスクランブルエッグ。
  • いつも迷うけど結局取っちゃうハム。
  • 食事中に「入れすぎた・・・」と後悔するマッシュポテト。
  • 朝から揚げ物油淋鶏。(初めましてゆーりんちー)
  • 侮っていた意外と美味しいいももちくん。
  • 絹を超えた繊細さ、掴みにくいよお豆腐さん。
  • 食後に、いつもなぜか底が濡れている味噌汁。
  • 穴馬のあっさり味の春雨サラダ。
  • ダイエットの救世主キャベツ様。
  • 小さいお茶碗に“バベルの塔”の如く盛る白米。
 
手際良くお皿に盛り付ける。
 
栄養バランス?
 
夕食のマクドナルドを考えれば、むしろマイナスカロリー。←
(悪気はありません)
 

いつもの席選び

 
そうして山盛りにした食事を両手に抱え、会場に目を通す・・・
どこに座ろうか悩む“慣れない宿泊者”はキョロキョロ見回しているが、ホームとなったこの会場にとって“私に座れない場所”などなかったのだ。
 

パーソナルスペース

 
話は一度飛んで・・・
人にはそれぞれ、パーソナルスペースというものがある。
 
パーソナルスペースとは・・・
他人に近づかれると不快に感じる空間のことで、パーソナルエリア、対人距離とも呼ばれる。
一般に女性よりも男性の方がこの空間は広いとされているが、社会文化や民族、個人の性格やその相手によっても差がある。
 
 
日本人は比較的人と人の距離感を気にする人が多いと思う。
初めましての握手やハグも少ないし、お隣さんを招いて夕食を振る舞うなどもほとんどない。
人それぞれではあるけれど僕はけっこう気になる方で、
 
『されて嫌な事はするな』のスピリットを元に、
僕は近づかれるのが嫌だから、相手にも近づきすぎないようにする。
 
極端に言えば相手がS極を持っていたらそっとS極を出して相手が不快に思わないように距離感を保ちながら離れる。
 
みたいな事。
 

いつもの座り方の法則

 
話をもとに戻すと、
旅館や観光ホテルと違い、“ビジネスホテル”の朝食会場には座り方に法則がある。
個人利用が比較的多いビジネスホテルは朝食会場でも“お一人様”が多い。
 
席がガラッと空いている時は自由に座れる。
しかし、混んできて人が多くなると、知らない“赤の他人”が隣に座るのは誰でもあまり気持ちの良い事ではないので、パーソナルスペースの個人差により、その座り方に法則が発生する。
 
 
その法則を・・・
【飛ばし対角座り】
【稲妻座り】
【ワニの歯座り】
と仮名する。
 

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わざわざ仮名するまででもなく、本能的に大体の人が行動しているが、慣れない環境だとその判断が鈍るのだろう。
 

予想外の展開

 
食事を持ち会場へ、ふりむいた瞬間からすぐさま“座れる場所”を判断して、トレーを置き、周りに軽い会釈をしながら“さぁ食べよう”とした時に、予想外の事が起きた。
 
 
長々と上で説明した法則が通用しないパブリックスペーサー(仮)が現れたのだ。
彼はまだ座れる空間を選ばずに、わざわざ隣に座って来たのであった。
 

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完全に油断していたので変な声が出てしまった。
 
「おうぉっふ」
 
言葉の意味を持たない声を発したのだが、そのパブリクスペーサーは独自変換し、
 
「おうぉっふ=おっす=おはようございます。」
 
と解釈したのか、言葉のキャッチボールで“謎の言葉”であったはずの「おうぉっふ」というボーリング級の球をキャッチし、いとも簡単に野球ボール状に握り潰して・・・
 
「おはっす」と投げ返してきた。
 
投げ返してくると思わなかった言葉の球が頭に当たり、再度混乱して、
 
「おぞうっす」と、また謎の球にして彼へ投げ返したが返ってくる事はなかった。
 
 
完全にペースを乱されて、「この人はまさか私の知り合いなのか?」「もしかして斜め向かいの人との連れなのか?」・・・と箸を使わずにお味噌汁を30回ほど小分けに飲み、横目でチラ見して、落ち着きを取り戻しながら考えたのだが、
 
どうやら斜め向かいの連れでも無さそう・・・
 
 
となると・・・
 
 
 
「この人・・・誰・・・!?」
 
 
 
結局、この判断に至る前に“彼”はモリモリに載せられていたはずの食事を、半分も吸い込んでいたのだ。
 

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“ええぃ・・お隣のIB(胃袋)は化け物か!”
 
ペースを乱されて通常の食事速度にももどる頃に彼は完食し・・・
 
「じゃ!お先に!」と颯爽と過ぎ去っていった。
 

過ぎ去った“予想外”

 
彼とは謎の言葉で挨拶し、肩が擦れながらパーソナルスペースの領域侵犯も犯したが、彼の清々しさの後には悪い気はしなかった。
 
結局、彼が隣に来た、根本的な理由はわからなかったが、いつも苦手としていた“隣に誰かが座る。”という嫌な事は、さほど嫌悪を抱かなかった。
 
 

学んだ事

 
隣に誰かが座って来た時・・・
《慣れてる作業や行動でも不足の事態に対応できるように考えよう》
 
近くに座られて少し不快になった時・・・
《自分の不快は他人の不快と同じではない》
 
僕が彼のモリモリプレートを見て・・・
《その食事内容・・誰にも見られていないと言えますか?》
(バランスを取れた食事にしよう)
 
 
おそらくこの先、彼と会う事はないだろうが、take care・・・